2025年10月、製造管理部加工課にブラザー製 SPEEDIO W1000Xd2を導入しました。
導入の経緯
加工課は当社製品の部品を製作する部門です。材料カット、切削加工、穴開け加工、溶接加工などを担当しています。当初加工部門にはAGVの生産性を上げるという課題がありましたので、どのような機械を導入するかを関係者で検討しました。
当社の製品は小型部品が多くあります。既設の加工機は中型や大型の部品加工に適していますが、それゆえに加工速度や移動速度が遅く、小型部品の加工には必要以上に時間が掛かっていました。
既に穴開けに特化した小型加工機を使用していたことから、段取り替えなしで穴加工とフライス加工ができるMC機を選択しました。機種の選定にあたっては、展示会やメーカーへ見学に行き、デモンストレーションを見て、ブラザー製 SPEEDIO W1000Xd2に決定しました。
最新の機能を兼ね備えていますので、機械の能力を最大限活用し効率と生産性を高めたいと考えております。また今回、社員主導で設備投資の提案ができたことは、貴重な経験になりました。
作業風景
加工機の特徴
今回導入したSPEEDIO W1000Xd2は、コンパクトで移動速度も速く、ツールチェンジも従来の機械と比べて倍以上の速さになりますので、小型、中型部品の加工に適しています。テーブル最大積載質量500kg、主軸モータは12,000min-1と高効率であるため、安定加工と加工時間短縮、高い加工能力を実現できます。また、一度に複数個加工できるなど、ワイドに加工できるため、様々なニーズにも対応可能だと思います。
機械内部のマガジン部分
28本のマガジン搭載で高速工具交換により、段取り時間の短縮にも期待できます。
今回の機械の導入により、生産性が上がり効率化に繋がると感じております。
(ご協力)
マシン三洋様のご協力により、無事に機械を導入することができました。ありがとうございました。